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真夜中のあっち側

拡張系サークル【真夜中のあっち側】午前の何か書くブログ
今日の妖怪 | 真夜中のあっち側
2012/05/20(日) [今日の妖怪]

今日の妖怪【つ】ツンツン様

ものすごく久しぶりのような気がする「今日の妖怪」
今回の妖怪は……


【ツンツン様】

千葉県安房郡三芳村増間(現千葉県南房総市増間)の妖怪。
夕方にトリゴエという場所を通る魔物。
これが通るときには生ぬるい風が吹き、牛のような大きな動物でも怯えるという。

ツンツン様に関する資料はこれだけなので
具体的な姿・性質や名前の由来などはわかりません。
逢魔時に生暖かい風とともに現れるのは大変妖怪らしいですが
様をつけて呼ばれているところを見ると
妖怪というよりは神様のような扱いなのかもしれません。



図は妖怪ツンツン様。
過去には一定の信仰を集めていた旧き神であり、本来の名はイトロ・ウウシ。

いつしか信仰は途絶え妖怪扱いされるようになりましたが
現在も人間に対しては好意を持っており
事故などで危機に陥った者を助けたりするので
実態を知る者には慕われています。

しかし神としての自尊心や
妖怪に堕とされたことへの憤りと哀しさ、慕われることへの気恥ずかしさなどから
普段の態度はつっけんどんで素っ気なく
出会った者は人間だろうが動物だろうが例外なく怖がるほど。
どうしても素直になれないことがここ数百年の悩みです。


夕方バージョン
ツンツン様_夕方

昼間バージョン
ツンツン様_昼



参考:『日本妖怪大事典』
2010/10/28(木) [今日の妖怪]

今日の妖怪【そ】空神

 奈良県吉野郡での天狗の呼び名。

 また和歌山県には、女房と喧嘩して家を飛び出した万蔵という男が空神に負われて飛び去った話がある。
 行方不明になった三日後、神社の境内で酒臭くなって発見された。人形芝居(時間が合わず見られなかった)や酒宴の席に連れられて行っていたようだが、詳しい話は「空神さまのお叱りを受ける」として話さなかった。
 その後も時折空を見上げて「空神さまのお通りだ」と拝んでいたという。
 他の者の目には何も見えることはなかった。
空神
 図は空神さま。怒ったり悲しんだりしている者を見ると放っておけず、各地を連れまわして楽しい思いをさせてやらずにはおれないお節介焼き。ただしいつも周りの人間に告げたりせず運び去るので、神隠しにしか見えないのが困りもの。
 「なんじゃー。せっかくわしがもてなしてやろうというに、文句を言うでない。」


 参考:『日本妖怪大事典』『【図説】日本妖怪大全』
2010/03/03(水) [今日の妖怪]

今日の妖怪【れ】レプンエカシ

北海道の噴火湾に棲む、鯨を八匹も飲み込む巨大な妖怪。
アイヌ語で「沖に住む長老」の意の名前。昔話の中では鯨がそう呼ばれる。
漁をしていた老人二人が飲み込まれたが、腹の中で火を灯したので吐き出されたという話がある。

レプンエカシ

絵は釣り人を狙うレプンエカシの図。巨大ではありますがこのサイズで鯨八匹は相当大変そうです。
ちなみに『エカシ』は『翁』の意味のようですが気にしない。

参考:書籍『幻想世界の住人たちⅣ<日本編>』『日本妖怪大事典』ウェブサイト『妖物画帖』


2009/11/15(日) [今日の妖怪]

今日の妖怪【た】

【提馬(だいば)】

提馬風、馬魔(ぎば)などともいう魔風の怪異。
道を行く馬がこの風に当たると、たてがみに細く赤い光が射し込み、馬は悲鳴を上げて即死する。
あるいは赤い衣の女が玉虫色の子馬に乗って舞い降り、馬に組みつくと即死するともいう。

特定の毛色の馬が狙われるが、どのような毛色かは地方によって異なる。
これに遭った場合は馬の耳を切って血を出すか、刀で馬の行く手を斬り払えば難を逃れるといわれる。

魔矢


妖処ちみ屋の常連の一人、妖怪提馬の魔矢(マヤ)。
美しい容姿と魅力ある声の持ち主ですが、一人称「俺」で言葉遣いは粗野。
女性的な面もあれば男性的な面も持つ、ギャップの激しい性格の持ち主。

妖怪達は人の心が生み出した存在であるために、人間の文化・文明の影響を受けて姿形や性質が変化しますが、魔矢は近年最も大きく様変わりした妖怪です。
生まれ変わった彼女に備わった力は、『赤光(しゃっこう)』という銘をもつ銃。
見た目が火縄銃なのにも関わらず火縄を必要とせず銃弾を撃てるうえに、はるか後年の文明の利器レーザーサイトが備わっています。
それだけでも特異な妖力なのですが、更に銃身が展開して長くなり、赤色の光線を放つビームライフルと化すというトンデモ兵器。

妖怪離れした武器を手に入れた彼女はちみ屋の大きな戦力になっています。
2009/06/20(土) [今日の妖怪]

今日の妖怪【よ】・ち……チンチン

【夜雀】

夜道を歩いていると付いてくる雀の妖怪。袂雀とも呼ばれる。
地方によっては雀ではなく黒い蛾のようなもの。
チッチッもしくはチンチンと鳴く。

おおむね不吉なものとされ、鳴きながら袂や懐に飛び込んで道行きの邪魔をしたり、山犬(狼)が出る前触れであると言われたりするが、送り狼が守ってくれている印であるとされる場合もある。

夜雀

とある夜雀の女の子。身長は20cm程度。
夜道を歩く青年のまわりを飛び回ってからかっていたところ、振りまわした手の中にすっぽり飛び込んでしまい捕まりました。
その後ゴニョゴニョあって今ではなんとなく彼の家に居候。
米粒をポリポリかじるのと水浴びするのが大好きです。
ニンゲンの女の子と同じぐらいの身長だったらよかったのになあ、と最近は思っているようです。